みちのくひとり旅 青森土産は活ホタテだぁ!!

東京から国道4号線を北上すること24時間。ようやくたどり着いた青森市。 地酒に酔い、地元グルメに舌鼓を打ち、ホテルで泥のように眠った翌日には、すぐトンボ返り。とはいえ、せっかく青森まで来たのだ。帰りを待つ家族に土産のひとつも買って帰らねばなるまい。 我が家で喜ばれるのは、お菓子より何より夕飯のオカズになるようなもの。スマホで検索すると、ちょうど宿泊している市内のホテルの近くに、主に青森県の魚介を扱う「青森魚菜センター」なる市場があるようす。 古川市場とも呼ぶ、この市場の名物は“のっけ丼”。マグロやサーモン、イカ、エビ、イクラ…各店舗で扱っている魚介を少量ずつ買って丼ゴハンの上にトッピング、自分好みにカスタマイズできる海鮮丼だ。ちなみに、北海道・釧路の和商市場でも同じ仕組みの“勝手丼”が人気を集めている。

▲昭和40年代からにぎわう青森市内の旬の食材の宝庫。自分好みにカスタマイズできる海鮮丼“のっけ丼”が観光客に人気だ

▲昭和40年代からにぎわう青森市内の旬の食材の宝庫。自分好みにカスタマイズできる海鮮丼“のっけ丼”が観光客に人気だ

今回の目的は、あくまでお土産。のっけ丼には目もくれず、市場内をうろついていて見つけたのが活ホタテ貝の専門店。お店のおばちゃんが、鮮やかな手つきで次から次へと殻から身を剥いている。 さすがに、首都圏のスーパーではお目にかかれない大きさ。活ホタテだから当然、鮮度だって間違いない。

▲活ホタテは大・中・小とさまざまなサイズが揃う。とくに値段が安いわけではないが、鮮度と味わいは間違いない

▲活ホタテは大・中・小とさまざまなサイズが揃う。とくに値段が安いわけではないが、鮮度と味わいは間違いない

▲市場内には生け簀を設けて活魚を扱う店舗も。なかでもヒラメは青森県を代表する県魚。近寄ると人懐っこく真っ白いお腹(天然ものの証)を見せながら寄ってくる

▲市場内には生け簀を設けて活魚を扱う店舗も。なかでもヒラメは青森県を代表する県魚。近寄ると人懐っこく真っ白いお腹(天然ものの証)を見せながら寄ってくる

「よし買った! おばちゃん、大きいやつ15枚ね!」。と、おばちゃん、「最近、大きいホタテは陸奥湾(青森県)で獲れなくてね。三陸産だけどい〜い?」。 えっ? 手ぶらで帰るわけにもいかず、また、正直なおばちゃんに免じて、少々小ぶりの陸奥湾産を購入したものの、まさかホタテの名産地、青森県で三陸モノとは…! これも地球温暖化の影響か?などという思いも家に戻る頃にはすっかり忘れ、刺身と貝焼き味噌でホタテを堪能。やっぱり美味しいなぁ。

▲“貝焼き味噌”は誰でも簡単にできる活ホタテの代表的かつ絶品料理。水でよく洗った身を、同様に洗った殻にのせて熱し、頃合いを見計らって水で少し溶いた味噌で味付け、最後に卵でとじるだけ(薬味にネギを添える)。殻が濡れている状態で加熱すると割れてしまうので注意が必要

▲“貝焼き味噌”は誰でも簡単にできる活ホタテの代表的かつ絶品料理。水でよく洗った身を、同様に洗った殻にのせて熱し、頃合いを見計らって水で少し溶いた味噌で味付け、最後に卵でとじるだけ(薬味にネギを添える)。殻が濡れている状態で加熱すると割れてしまうので注意が必要

お値段は1枚・150〜200円といったところ。高くはないけれど安くもない、いわゆる“観光市場”価格(ちなみに、市場近くにクルマを停める際は200円の駐車場料金も必要)。結局、本当にいいものを安く手に入れたいなら、時間と苦労を惜しまず、産地まで足を運びなさいということか…。


■店舗情報
青森魚菜センター(古川市場)
青森県青森市古川1-11-16
TEL:017-777-1367
火曜日定休 1月1日・2日は休み